近年糸を埋めるだけのスレッドリフトが盛んに行われています。手軽そうだし聞こえは良いのですが、効果持続性の話になると?が付きます。
糸の力だけでは余った皮膚が残るため時間が経過するとだぶった余剰皮膚に押されて、たるみが段々と戻されてしまうのです。
ですから糸を埋め込むだけで切開や皮膚ハクリをしない簡単な方法は、外科的にこなすテクニックを持たない医師が盛んに勧めているのが現状です。スレッドリフトの当初は溶けない糸ばかり使ったため、その残留糸の副作用も問題となってきています。
さて、重力に負けてしまったホホや、目尻のたるみ、垂れ下がりなどに対抗するには、やはり重力に勝てる手術的なたるみ取りが必要です。目立たない部分から皮膚を縫い挙げる切開フェイスリフト。
これは以前から行われ、様々なバリエーションがあります。いずれも皮膚を縫い上げる位置は重力的なベクトルを考慮すると耳の前や下あたりになります。
引き挙げる途中で力のロスがないように引っ張る力をイラストのように三段リレーさせます。このように引き挙げ力にロスが無いのはハイブリッドリフトだけ。
きちんと皮膚のハクリのおかげで確実にたるみ層がずれて固定されるので元に戻ることはありません。引き挙げられて余った皮膚はキレイに縫い縮めます。
層がずれて安定した後に糸は溶けますから安心です。