ホクロとりは思ったよりはるかに簡単、このホクロで3分

さて、「ほくろってどうしてできるの？」っという質問に答えるのは以外とやっかいです。高校の生物学をかじった方は、細胞が分裂して個体となっていく発生の初期段階で「神経提」という名前を聞いたことがあるかも知れません。この神経提を構成する細胞は読んで字のごとく、主に神経組織に分化していくのですが、その一部は色素細胞や軟骨細胞に分化していきます。ほくろはこの発生の過程で、神経堤から表皮に滴下した分化細胞と言われています。何だかさっぱり解らない話かも知れませんが、とにかくほくろが神経や皮膚といった外杯葉組織に由来するものであり、発生の途中でホクロ細胞が表皮に散らばったものといえます。
もちろん病気であるというわけではありません。医学的にほくろは良性腫瘍で、ほくろを取るのは特殊例を除き美容とか整容の目的となります。

ホクロが有る無いの違いでずいぶんイメージが変わります。
大きなほくろや、たとえ小さくても場所によって意外とストレスになるのがほくろです。2ミリ位の小さいものならレーザーで手軽に取れます。それ以上の大きさでも思ったよりずっと簡単に取れるので、患者さんはもっと早く来ればよかったなぁという感想を持たれるようです。
3ミリ以上の大きさのほくろはレーザーを使うと周囲にダメージが」拡がる場合もあるためレーザー使用を避け、PElテクや縫縮テクなど丁寧な方法で取ります。

どの部位でも簡単に取ることができます。このホクロで３分。さきほど「元々ほくろなんか無かったんですけどねぇ…」という話が出ましたが、これは正確に言うと「もともと散らばっていたホクロの種が芽を出して成長したと解釈されます。
そしてほくろはイボのように小さくなって消えてしまうようなことは決してありません。ですから「数が多いほど、大きさが大きいほど」年をとった特徴と言うことがいえます。こんな理由からかほくろ取りを希望される患者さんが増えているのですね。
ホクロが有ると実年齢より老けて見えてしまいます。